阿部篤志『まるいひと』(QAZZ-005)
¥3,080(税込)
2020年に設立したジャズレーベル「QAZZ」の5枚目は、記念すべき第一弾のピアノソロアルバム『おみずさま』に続き、阿部篤志をリーダーとするトリオだ。ドラムが榊孝仁、ベースは芹澤薫樹と、実は第三弾のライブアルバム『VIBRATION』でも共演している。これまでは割とキワモノを意図してきたジャズレーベルであるが、今回はかなりオーソドックスなピアノトリオとなった。
ただし、QAZZは「マニアックなこだわり」と「親しみやすさ」のハイブリッドをスタンスとしているため、今回のアルバムはその色を最も濃く打ち出しているかもしれない。全9曲。誰もが知るスタンダード・ポップスが5曲、メンバーのオリジナルが3曲、そしてタイトルチューンとなる即興演奏で構成された。
阿部と芹澤は都内在住であり、様々なギグで顔を合わせる旧知の間柄。プロデューサー石田と同じく、福岡在住の榊とは昨年の様々な企画で初めて共演したのだが、阿部いわく「音楽に対するあり方が似ている」とのこと、ようするに三人ともにウマが合うのだろう。とは言え、限られたレコーディング時間に細部まで詰めていくにはちょっとせわしない。そのためレコーディング前日にまったく同じ内容でライブを行い、曲順も同じとした。緊急事態宣言真っただ中、大盛況なライブとなった。
阿部篤志のリーダーアルバムとは言え、ふたを開けてみると、三者三様まったく性格の異なるオリジナルを揃え、他の曲もそれぞれがイニシアティブをとりながらの、まったく対等な内容となった。
ピアノの阿部篤志は『おみずさま』『VIBRATION』でも吹き込んでいるが、いかなる曲でもその曲のメッセージを瞬時に読み取りつつ、決して迎合することない阿部ワールドが展開される。実際、ジャズのみならず、民族音楽、雅楽、クラシック、エレクトリック、アニメなど仕事の幅は極めて広い。が、決して器用貧乏に陥ることなく、すべてにおいて高水準の働きを見せ、各界からのファーストコールが途絶えることはない。
しかし意外なことに、阿部はいわゆる専門的な音楽教育を受けたこともなく、本格的にピアノを始めたのは大学からと言うから驚きだ。とは言うものの、生まれ故郷の岡山県倉敷市では中高と吹奏楽部に所属し、一通りの楽器をこなし、指揮、作編曲までやってのける「神童」として、地元では名をはせていたそうだ。すでに天賦の才はこぼれだしていた。
余談であるが、『おみずさま』、及び本アルバム『まるいひと』の名付け親は作家・コンサルタントの「弥勒のみこちゃん(岡本弥子)」であり、同じ岡山県出身のみこちゃんも中学は吹奏楽部でホルンを担当(阿部の最初の楽器もホルンであった)、二つ違いの二人は間違いなく倉敷の市民ホール等で同じ空間を共有していたに違いない。これもご縁だろう。
阿部は幾度か音楽の道を妄想しつつも、まずは法律家を目指すべく島根大学法学部へと進む。音楽は趣味と考え楽しんでいたある日、Bill Evansのソロアルバム『alone』を聴いて天啓がやってきた。独学でピアノの猛練習に励み、大学四年の頃にはプロとして活動を始めていた。影響を受けたピアニストとしてBill Evans以外にもKeith Jarrett、Michel Petruccianiと割と好みはハッキリしているように見えるが、なんせ独学でピアノを習得しただけに、箔もなければ後ろ盾もない。最初は仕事を選ぶことも許されず、あらゆる現場で研さんを積んだ経験が今の阿部篤志を創っている。
独学ゆえに常識、固定観念に縛られず、ピアノというある意味「完成」された楽器からも、常に新たな発見を与えてくれる。たとえば音を聴いていると、時にバロック音楽のチェンバロのような、エレクトリックのフェンダーローズのような響きに包まれることもある。独自でつかんだペダルの踏み方で音色を変えていると言う。現代音楽のように弦を直接弾いたり、さらにはマイクを向けるとスキャットのユニゾンで場を盛り上げたりなど芸達者な一面もある。
本アルバムは9曲中5曲が有名曲であるだけに、一定の縛りはある。それも踏まえつつ、やりたい放題にやっていただいた方がいい演奏になるに決まっている。それでは順番に解説を加えていきたい。
1.Cheek to Cheek/Irving Berlin
冒頭はジャズスタンダードの『Cheek to Cheek』であるが、阿部いわく、「ボーカルの歌伴は何度もあるけどインストはやったことないなあ…」とのこと。なるほど、オリジナルのFred Astaire を代表に、Louis Armstrong、Ella Fitzgerald、Tony Bennettなどボーカルの印象が強いかもしれない。また、映画『グリーンマイル』の中で、冤罪で死刑宣告を受けた主人公が最後に見る映画(TOP HAT)の主題歌でもある。そのシーンはかなり泣かせる。
出だしのピアノソロがなんとなくお昼の校内放送を思わせながら、実にスウィンギーにテーマが始まる。ブラシでスネアをこする音、時計のような正確なウォーキングベース(もちろん褒めている)、そして丸く転がるピアノの歌が心地よく、いかにも「ジャズを聴いている」と幸せな気分になれる。
ところで本アルバム『まるいひと』は、即興によるタイトルチューンも用意されているが、第一弾『おみずさま』にも収められている。「まるいひと」は「丸い人」であるが、前述のみこちゃんが石田のことを「まるいひと」と呼んだのがきっかけ。しかし「まるいひと」と文字にすると東と西では発音がかなり異なるようだ。主に関東ではノンアクセントであるのに対し、関西、西日本では「まるいひと=ドミドソラ」と発音するようだ。『おみずさま』ではその「ドミドソラ」が何度も繰り返されるが、この曲でも5回以上は登場することに気づいてほしい。阿部は東京在住ではあるが、生まれも育ちも岡山であり、みこちゃんと同じく「まるいひと=ドミドソラ」が染みついていたわけだ。
アルバムの冒頭でしっかりと「まるいひと」を印象づける、心憎い演出である。なお、「QAZZ」本体の会社は「まるいひと株式会社」であり、まさに本レーベルを象徴する一枚になると期待される。
2.One Note Samba/Antonio Carlos Jobim
ドラムとベースによる自由な掛け合いにピアノのシングルトーンがおもむろに絡んでくる。『One Note Samba』はボサノバの創始者Antonio Carlos Jobimの代表曲であり、文字通り「One Note=一音」でテーマの半分が構成される。まるでモールス信号のような一音のリズムだけの主旋律。しかし耳を傾けてほしいのがコード進行。一小節ごとになんとなく半音ずつ下がっていることにお気づきだろうか?このような半音進行のことを音楽の世界では「クリシェ(cliché)」と呼ぶのだが、元は「決まり文句」や「紋切り型」のような「よくある言い回し」を意味する。
たとえば「(結婚式スピーチで)三つの袋を大切に」「全米が泣いた」「祈りのおかげ(で地震予言が外れた)」「差別ではなく区別」「言葉が独り歩きしている」「今がいちばん若い」「大切なのは直感(頭が悪い人のセリフとして)」みたいな、使い古された陳腐なあるあるの言い回しであり、そのような言葉を目にすると腹立たしささえ感じる。実際、文章の世界ではクリシェは揶揄の対象となっている。
音楽のクリシェも同様に「よくある言い回し」の意味に由来しており、つまり「半音進行」は困ったとき対策のごとく頻繁に使用される。しかしながら音楽のクリシェにネガティブな響きはない。普通に魅力的だからだろう。
この曲はクリシェとしてのコード進行を聴くために旋律は一音に絞られ、それだけアドリブの開放感がたまらない。この戦法はジョビンが先にやってしまった以上、誰も使えない貴重な一曲と言える。ちなみに石田個人的に「世界三大作曲家」はモーツアルト、ジョビン、荒井由実である。
3.紫陽花/阿部篤志
阿部篤志は作曲家としても極めて多彩、多作である。オーソドックスなジャズを演奏しても、そのフレーズは常に新しくスリリングであるのは、そのボキャブラリーの豊富さに裏打ちされている。
本レコーディングは6月の梅雨時に行われ、紫陽花は季語としてピッタリだ。きっとそんな季節、雨露に光る紫陽花をイメージして書かれた曲かと思いきや、「譜面が紫陽花っぽいから」とのこと。どういうことかと言うと、細かい音符が敷き詰められる「譜面」そのものがまるで絵画に描かれる紫陽花に見えるから、とのこと。
優れた才能を持つ人の中にはいわゆる「共感覚」を有する人が少なくない。絵画を見て音が聞こえる、音を聴いて色が見える、色を見て味覚を感じる、味を言葉として表現できる、などのような五感の間に垣根がない能力のことを言う。ワインをテイストし即座に文学的表現できるソムリエなんかも共感覚の持ち主であろう。
この曲は即興演奏をそのまま譜面におこしたような感じで、実際、どっからどこまでがテーマでアドリブかは一聴してよくわからない。楽譜としての音符情報を再現したのではなく、絵画的表現として音を奏でただけにしか聴こえない。正直、阿部レベルの鬼才な演奏家にとって、題材が音符であろうが、絵画であろうが、言葉であろうが、料理であろうが、あまり関係ないのであろう。
紫陽花のように見える譜面を目の前に置いて、ドラムとベースと自由に即興を楽しむだけ。8分弱と本アルバムの中では長めの演奏であるが、様々な色彩を持つ紫陽花の移ろいを楽しんでいただきたい。なお、後に紹介するがそれぞれのオリジナルについて、芹澤の曲はファンクロック、榊の曲は抒情歌であるのに対し、阿部の『紫陽花』は現代音楽テイストと言えよう。
4.I Need to Be in Love/Richard Carpenter
日本でも人気、カーペンターズの代表曲『I Need to Be in Love』、邦題は「青春の輝き」として知られる。吹奏楽でもお馴染みであり、『Top of the World』とともによく演奏される。石田としては、どちらかと言うと『I need~』の方が好みであるが、もちろんその時の気分による。
以前、熊本県の阿蘇にあるヨーロッパ風ペンションに仲間たちと泊ったとき、朝食時にこの曲のインストが静かに流れはじめ、なぜかその瞬間、会話がピタッと止まった。1分ほどして誰かが「この曲なんだっけ?」と口を開いて静寂が破られたのだが、今でもあの時のメンバーはその瞬間のことを思い出に語るのだ。
それにしても美しい。オリジナルよりゆっくり目のテンポで一音一音をしっかりと愛でる。テーマはほとんど崩さず、アドリブソロも奇をてらわず曲の世界観を拡大する。芹澤のベースソロも雰囲気たっぷりだ。ジャズ曲としてはあまり演奏されることもないが、ライブでやったりすると何人かは泣くと思う。
5.まるいひと/即興
本アルバムのタイトルチューン。阿部篤志『おみずさま』にも収録されているが、「まるいひと=ドミドソラ 」をモチーフとするのみで、大きな決めごともない。ドラムがシャッフルで出始め、ベースがファンキーな一音をかぶせてなんとなく世界が決まったかな、という感じ。ドラムのブラッシュワークの上にピアノとベースが対等に語り合い、時おり「まるいひと」の音型が見え隠れする。特に言いたいこと決まってないようだ。
そんな雑談の空気が変わったのが、2:02辺りのピアノのクラシカルな分散和音から。「あ、そうそう」とでも言いたげにピアノが本題に入ろうとする。2:20辺りのジャンって和音とファンキーフレーズを合図にBフラットの12小節ブルースへと展開する。いいねえ。
『Now’s the time』を想起させるようなテーマが奏でられる。まるいひと、まるいひと、まるいひと、まるいひと、まるいひと、まるいひと、、、と連打してジャズっぽく曲は閉じる。このアルバムの中心としていい感じに着地したのではないだろうか。
6.痕跡/芹澤薫樹
刑事が犯人を追う様子、サスペンス。そのようなイメージで作られた楽曲とのこと。ベースがモチーフをルーパーで重ね、その上に同じくベースがテーマを奏でる。ハードボイルド調。
オーケストラからライブ、スタジオワークに至るまで常に引っ張りだこの芹澤であり、機械のように正確な音程、弓弾きをさせてもクラシック奏者に引けを取らない美しさを誇る。コロナ禍で暇に任せて覚えたと言うカメラもすでにプロの領域。またエンジニアとしての仕事も引く手あまた、マルチな才能を持つベーシストである。人柄も素晴らしい。
ジャズもクラシックもなんでもござれの芹澤であるが、意外と「やんちゃ」な8ビートが原点にあるのかもしれない。実はこのトリオ、三人ともにいわゆる音楽の高等教育を受けていない。阿部は島根大学、芹澤は早稲田大学と物心ついた時から音楽家を志しているわけでなく、学生時代から音楽の仕事をするうちに気が付けばプロになっていた類。それだけに枠にハマらず、いい意味で常に遊び心溢れるのもこのトリオの特徴だ。
7.りひと/榊孝仁
ドラマーの榊の経歴は非常に面白く、吹奏楽で有名な福岡の私立高校に進学し、そこでパーカッションを担当していたのだが、1年で自主退学しニューヨークに単身渡る。巨匠Max RoachやLou Donaldsonの専属ドラマーである田井中福司氏らとの出会いに触発され、本格的にドラマーとして生きていくことを決意。帰国後はスタジオやCMなど現場仕事で研さんを積むとともに、故・辛島文雄氏のトリオの一員としてジャズの神髄を吸収する。さらにJPOPの仕事でもSMAP、槇原敬之、美川憲一、平原綾香など数多くのアーティストのサポートを務めるなど、他の二人と同様、現場第一主義で力をつけてきた。
この曲は榊のオリジナルであり、最愛の息子・りひと君のことを思い、浮かんできた一曲。「I love you R」の副題を持ち、「りひと」とはドイツ語でLicht、光を意味する。ドラマーでありながら、この曲に限らず、(顔に似合って)非常にメロディックな曲を書く。作曲するときは単純に浮かんできたメロディを音に出すだけで、楽譜は書けなければ、読めもしないそうだ。ドラムだけでなく、ピアノの腕前も達者であるが、やはり音符は読めず耳だけで弾き、作曲までしてしまう。すべては感性、榊の言葉を借りれば、「宇宙に身を任せて音楽と向き合っている」とのこと。
「りひと」は非常に美しい曲である。冒頭はピアノの即興的なシングルトーンに入り、徐々にテーマが顔を出し始める。まさに一人の子が誕生する様子を思い浮かべてしまう。ドラムとベースが重なり、どっかで聞いたような心地よいメロディが展開していくが、実はこの演奏、ほとんどアドリブがない。テーマを何度も何度も少しずつ形を変えながら繰り返していき、最後はドラマティックに涙を誘う。光に向かう、成長の物語だ。
8.中央フリーウェイ/荒井由実
お馴染みユーミンの曲。『14番目の月』という4枚目のアルバムに収録された一曲であるが、初出はなんと1976年(石田は3歳である)。レコーディング前日のライブに女子大生が3名ほど来ていたので、「この曲、知ってる?」と聞いてみた。当然のようにうなずいたのだが、産まれる20年以上も前の曲ではないか。つまり、スタンダードなのだ。
そして今もなお「ドライブで聴きたい曲」のランキング上位に上げられるそうで、言うまでもなく「中央自動車道」を意味する。調布基地から八王子に向かう高速道路。
まったく関係ない都市伝説的な話であるが、中央自動車道・中央線は高尾山の「氣」を山手線に運び込んでいるなんて話がある。東からは「つくばエクスプレス」を通して筑波山から、「成田エクスプレス」を通して成田山から「氣」を運んでいる。高尾山、筑波山、成田山、それぞれの霊的な「氣=エネルギー」の力によって東京都は守られている、なんてファンタジックな話は大好物だ。
演奏に関してはスピード感だけ注文した。8小節のイントロからお馴染みのテーマが登場した時の浮遊感。
リズムは倍で刻んでいるので、アドリブに入ってからの疾走感がたまらない。高尾山から猛スピードで氣が送り込まれる様子が見えるだろうか。スポーツカーに乗って新宿に向かうのもよいが慢性的に渋滞するのが難点だ。
ひたすら走り続け、ピアノのアドリブはそのままドラムとのバース交換に突入し、テーマに戻る。ベースのランニングがとてもカッコいい。爽快である。
9.We’re All Alone/Boz Scaggs
アダルト・コンテンポラリーのBoz Scaggsの代表曲であり、誰もが耳にしたことがあると思う。吹奏楽でも頻繁に演奏され、もっぱらアンコールピースに取り上げられることが多い。本アルバムでもそんな位置づけで、芹澤薫樹のベースを大きくフィーチャーした。
本アルバム『まるいひと』は親しみやすい曲が多いと思うが、演奏自体はかなり濃い。それだけにデザート感覚な『We’re All Alone』はホッとするんじゃないだろうか。ただし、同じデザートと言っても和菓子ではなく、濃厚バターと生クリームにデコレートされたフランス料理のデザートである。もう食えないと思いながらも、意外とあっさり平らげてしまうような味わい。そしてまた何度も何度も食べに来てほしい。
以上がQAZZレーベルの第五弾であるが、これから先、どんな展開を見せるのか、その野望は。実は常に頭にあるのが、おこがましいことを承知で、かのBLUENOTEレーベルのAlfred Lion氏である。1908年、ベルリン生まれのドイツ人。1937年、ニューヨークの貿易会社に就職する普通のサラリーマンであったのが、その翌年、カーネギーホールでの「From Spirituals to Swing」というコンサートに接し開眼。本業の傍らBLUENOTEを立ち上げるに至った。
当初より、自分の気に入った奏者しか録音しないなどマニアックで商売としても不安定だったのが、27枚目を出した1941年に転機が訪れる。アメリカ軍の慰問事業として最前線に大量のレコードを送ることとなり、意図せずして莫大な利益が上がったそうだ。その後、Thelonious Monk、Bud Powel、Miles Davis、Art Blakey、Horace Silverなど、モダンジャズの巨人たちの録音を次々と手がけ、「JAZZと言えばBLUENOTE」と呼べるほど世界を代表するレーベルとなったわけだ。
もしかしたら、QAZZも27枚くらい出すと「世界」が見えるかもしれない。正直な話、日本のジャズ界は盛り上がっているとは言い難い。CDそのものが売れず、YouTube等ほとんど無料で音楽が消費される時代。その一方で30年前と違ってジャズを教える大学や専門学校が増え、実のところ音楽に対する需要も、そして供給も増えているのも事実。
QAZZに明確なビジョンがあるわけじゃないが、「あれこれやっている」と、何かが開けるかもしれない。時代は確かに変わっているが、いつだって本物は残り続ける。そしてQAZZが録音する演奏者、作品もまた「本物」であると自負している。今はまだマイナーかもしれないが、少なくとも「この作品」を手に取ってしまった「あなた」が「最高」であることだけは真実だ。だからこれから、あなたの人生にも間違いなく良いことが起こり続けるだろう。ありがとうございました。
(石田久二)
1.Cheek to cheek/Irving Berlin
2.One Note Samba/Antonio Carlos Jobim
3.紫陽花/阿部篤志
4.I need be in love/Richard Carpenter
5.まるいひと/即興
6.痕跡/芹澤薫樹
7.りひと/榊孝仁
8.中央フリーウェイ/荒井由実
9.We’re All Alone/Boz Scaggs
阿部篤志/Piano
芹澤薫樹/Bass
榊孝仁/Drums
レーベル:QAZZ
企画:石田久二
制作:株式会社フロムミュージック
発売元:まるいひと株式会社